超低遅延(20μ秒以下)クロマキー合成
4K/8Kに対応したクロマキー合成装置

活用されている分野
スポーツイベント・ライブでの仮想現実(VR/AR)
次世代放送機器、
スタジオでの使用オンライン授業での利用
超低遅延(20μ秒以下)クロマキー合成の概要
ベクトロジーのPCI Express FPGA実装サービスの一例として、8K60p(12G-SDIx4)映像上にPCやカメラで作成した4K映像をクロマキー合成する合成IPがあります。このクロマキー合成IPは4Kのデータを8Kに拡大し、独自のアルゴリズムを使用して画像のスムージングを行い、8K映像に対応させています。8K映像の入力/出力遅延は20μ秒以下と4倍のデータ量を1つのFPGAで処理を行い、ほぼリアルタイムの合成を実現しています。
応用例:PC+ペンタブレットで合成映像作成
ペンタブレットを使用してペン入力を8K映像上へリアルタイム合成・ペンタブレットで4K合成サブ出力を表示させて8K映像上に文字入力等が可能・デスクトップ背景色をキー色として設定,手書き入力アプリでデスクトップ上に描画

特徴
- ■ 8K60p(12G-SDIx4)映像上にPCやカメラで作成した4K映像をクロマキー合成
- ■ 合成する4K映像は8Kに自動拡大
- ■ 8K映像(本線映像)の入力⇒出力遅延は20μ秒以下(1ライン時間以下)
- ■ ペンタブレットへサブ出力映像を表示して、8K映像への手書き入力やスーパーインポーズがリアルタイムで可能
- ■ 4Kメイン映像と4K合成映像での8K合成出力も可能
※PC、HDMI機器との接続にはHDMI⇔SDI変換機器が必要になります。
仕様
- ■ 8K映像入出力 ・12G-SDI 4Kx4 SquareDivision方式 (Quad-LINK12G-SDIは将来対応)
フレーム周波数60p/59.94p、カラーYCbCr422 ※4入力はソース側で同期している必要があります。 - ■ 4K合成映像入力 ・12G-SDI x 1
フレーム周波数60p/59.94p ※8Kソース側と同期がとれている必要はありません。 - ■ 4K合成映像出力 ・12G-SDI x 1
フレーム周波数は8K側と同一で同期出力